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断熱性能等級6でも違う。エツサスがUA値0.34を目指す理由

皆さん、こんにちは。

朝晩の冷え込みが感じられる季節になってきました。
今回は、断熱性能等級6の中でもエツサスがUA値0.34にこだわる理由についてお話しします。

「等級6」といっても一括りではない

最近では「断熱性能等級6」という言葉をよく目にするようになりました。
ただし、この等級には“幅”があります。

等級6の基準値は地域によって異なりますが、北陸地域(富山・石川・福井)では UA値0.46以下 が目安。一方、エツサスが目指すのは UA値0.34以下。

同じ等級6の中でもUA値が0.46と0.34では約26%も熱の逃げ方が違うのです。 つまり、単に等級6を満たした家とUA値0.34のエツサスの家とでは、暖房の効き方や室内の温度の安定性に、はっきりとした差が生まれます。

HEAT20のG2レベルをクリアしていることが理由

エツサスがUA値0.34という高い水準にこだわるのは、
もう一つの性能指標である 「HEAT20」 の G2レベル を満たすためです。

HEAT20は、20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会が定めた基準で、
「冬期でも少ない暖房エネルギーで、室内が快適に保たれること」 を目的としています。

G2は、リビングなどの主要な生活空間でおおむね20℃前後、玄関やトイレなどの非暖房室でも15℃程度を維持できる水準。           

つまり、外気温が0℃近くまで下がる北陸の冬でも、家全体が穏やかに暖まり、温度差の少ない住まいを実現できるのです。

体感でわかる「0.12」の差

数字だけ見ると、UA値0.46と0.34の差はわずか0.12。
しかしこの違いは、冬の朝の室温や体感の暖かさに大きく影響します。

UA値0.34の住まいでは、夜に暖房を切ったあとでも、外気が0℃に近い冬の朝で室温18℃前後をキープできるレベルです。

一方、等級6の下限にあたるUA値0.46の家では、同じ条件で朝までに5〜6℃ほど下がるのに対し、0.34の家では2〜3℃程度しか下がりません。 
わずか0.12の差が、「朝起きても寒くない」「暖房を強くしなくても快適」という体感の違いとして感じられます。

ちなみに、室温18℃というのは世界保健機関(WHO)が健康的に暮らすための目安として推奨している基準です。この指針をもとに、欧米などの先進諸国では住宅の最低室温を18〜20℃に保つことを行政が推奨しており、「寒すぎる室内は健康リスクにつながる」という考え方が常識となっています。

北陸で生涯安心して快適に暮らすために

エツサスが掲げる“北陸品質”の住まいづくりでは、次の3つをすべて高い水準で満たすことを大切にしています。

1.HEAT20 G2レベル(UA値0.34以下)
2.気密性能C値0.5以下
3.許容応力度計算による耐震等級3

断熱性能・気密性能・耐震性能のいずれもバランスよく高めることで、北陸の厳しい気候でも、生涯にわたって安心して快適に暮らせる住まいを実現します。

まとめ

同じ「断熱性能等級6」でも、UA値0.46と0.34の違いは数字以上の快適性の差として感じられます。

さらに、エツサスの住まいは“GX志向型住宅”の基準を満たし、“GX ZEH”にも標準仕様のままで対応可能です。

冬の朝、室温が18℃を下回らない住まい。
それが、エツサスが目指す「北陸の気候に最適な高性能住宅」です。