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繰り返す大地震に、いかに備えるか|北陸の最悪を想定した地震対策

皆さん、こんにちは。

先日、熊本県で最大震度7の地震が発生しました。被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を、お祈り申し上げます。

大地震は、一度では終わらない

熊本で震度7が観測されたのは、これで3回目です。2016年に二度、そして今回。わずか10年のあいだの出来事です。能登でも、2007年に震度6強、2024年に震度7。大きな地震が繰り返し起きることは、珍しくありません。

では、いまの家は、どういう想定で建てられているのでしょうか。建築基準法が求めているのは、震度6強から7クラスの大地震が「一度」来ても倒れず、人命が守られることです。そこが、最低ラインです。

つまり、「何度も繰り返す震度7」は、そもそも想定されていません。一度の揺れに耐えても、二度目で倒れる。2016年の熊本地震で、実際に起きたことでした。

だからこそ、大地震は何度も繰り返すものと想定していくことが重要です。

北陸の最悪を、想定する

もう一つ、私たちが暮らす北陸には、想定すべきことがあります。

雪の積もる冬に、大きな地震が来る。それが、北陸の最悪のリスクです。

雪は、地震の揺れそのものを大きくします。屋根に雪が積もると、建物は、その分だけ重くなる。重い建物ほど、地震のときに受ける力は大きくなります。1メートルの積雪は、およそ10トン。揺れの大きさは、およそ1.5倍に増幅します。震度が、ひとつ上がるイメージです。

そして、もう一つの盲点があります。これほど揺れを大きくする雪の重みを、建築基準法の最低ライン——簡易な壁量計算では、考慮しなくてもよいことになっているのです。

耐震性が雪のない地域と同じでは、積雪時の地震には耐えられません。

北陸の家づくりに、必要なこと

北陸で家を建てるなら、二つの視点が欠かせません。

ひとつは、繰り返す揺れを前提に、粘り強い耐震構造や、揺れを抑制する制震構造を選ぶこと。一度耐えれば終わりではなく、二度、三度と続く揺れに、耐えられるかどうか。エツサスが、プレウォール工法を採用しているのも、この繰り返しに耐えるためです。

もうひとつは、積雪荷重を考慮した構造計算を行うこと。屋根に積もる雪まで織り込んで、はじめて北陸の耐震です。理想は、耐震等級3(基準法の1.5倍の壁量)をクリアすることです。

繰り返す地震への備えと、積雪への備え。それは、人命と財産を守るために、欠かせないものだと考えています。

最悪を想定して、備える。それが、北陸の地震対策です。