
皆様こんにちは。エツサスの水木です。
今年の夏はこれまで以上に暑く、熱中症対策、体調管理も大変でした。
地球温暖化は遠い未来の問題ではなく、すでに進行している今を生きる私たちの危機だと痛感します。20代の頃、アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が主演した『不都合な真実』という映画を見ました。過去の気象データや温暖化により変化した自然の光景を用い、環境問題を直視しない政府の姿勢を批判し、自然環境を意識しつつ日常を生活する重要さを訴える内容の映画です。 見終わったとき、「このままでは大変なことになる」と強い危機感を覚えました。それから地球温暖化を止めるために、自分自身で出来ることを実践しようと決めました。
まず始めたのはアイドリングストップです。今の自動車はアイドリングストップ機能が搭載されているものがほとんどですが、当時の私の車にはついていませんでした。今でも、車での待機はもちろん、コンビニなどちょっと立ち寄る時でもエンジンをこまめに切っています。また、できる範囲内で自動車の使用を減らし、休日は自転車に替えてみたり、旅行はできるだけ公共交通機関での移動を心がけています。
また、世界自然保護基金(通称WWF)など活動を応援したい団体への寄付を、毎月少額ながらも続けています。暮らしの中では節電・節水・節湯、ごみの分別、資源ごみのリサイクル、過重包装を断る、ごみの出にくい商品を選ぶ、など当たり前のことをちゃんとやるようにしています。
職場では裏紙の利用や、機密書類の融解リサイクルを呼び掛けてきました。それでもできることはまだまだあると思っています。
私がエツサスで働きたいと考えたのも、仕事を通じて地球温暖化対策に貢献したいと考えたからです。住宅の断熱性能を高めることは温暖化対策に非常に有効で、冷暖房負荷を軽減し、消費電力を抑えた暮らしが実現します。
エツサスの家は、充填断熱材+外張り断熱のダブル断熱仕様です。さらに従来の住宅用サッシの約4倍の断熱性を誇るトリプル硝子樹脂窓を標準装備し、断熱性能等級6(UA値0.34)を実現しています。エアコン1台で住まいが年中快適に保たれ、冷暖房消費量も一般的な住宅に比べ50%削減できます。
断熱性能の高い住宅の重要性を伝え、住宅のエネルギー消費量の削減に貢献していきたいです。
また、住宅だけでなく非住宅建築においても木造建築は、鉄骨造やRC造に比べて、環境への負荷が少ないと言われています。木は再生可能資源で、炭素(CO₂)を貯蔵するため、地球温暖化対策に貢献します。グループ会社のウッドリンクでは国産材製材に転換し、低炭素社会の実現に向けて取り組んでいます。
ヨーロッパに比べて、温暖化への関心が低いと言われる日本人。メディアも最高気温更新ばかり取り上げるよりも、温暖化が進行している現実を正確に伝え、「私たちにできることの情報」をもっと発信して欲しいと思います。
日常的に温暖化対策のことが話題として飛び交う社会へ、一人ひとりの力は微力でも、みんなで考え行動すれば大きな成果を生むはずです。
仕事から帰宅し、笑顔で駆け寄ってくる子供たちを抱きしめるとき、これからの未来を生きていくこの子達に、美しい地球環境を残したいと願って止みません。
1989年オゾン層の破壊問題を国際的に協力して取り組み、(まだ道半ばではありますが)回復へと転じさせることができた人類。そんな私たちならきっと地球温暖化も解決できると信じて…。